2021年9月22日
カルチャー vol.4
「リラクゼーション」と、よく聞く「むくみ」とは?<むくみ編>

- むくみとは?
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実は、人間の体の約60%は水分でできていると言われています。40%が細胞の内側に(細胞内液)、残りの20%が細胞の外側(細胞外液)にあり、わたしたちがいわゆる「血液」と呼んでいる「血漿(けっしょう)」と、リンパ液は細胞外液20%のうちの5%、残りの15%は細胞と細胞の間にある水分(細胞間液)という割合でバランスが調整されています。
むくみは体の水分のバランスが変化することで起こります。足やすねなどを指で数秒間押して離した時、1分以上経っても戻らないような状態を「むくんでいる」といいます。
むくみの原因
ここでは、一時的なむくみを引き起こしやすい日常生活における原因について、むくみやすい生活をされていないか確認していきましょう。
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・窮屈な服や補正下着、靴を身につけている
ファッションが好きな方、少しでも体のラインを綺麗に見せたい方などが、少し窮屈な服や補正下着、靴を履くことで血液の巡りが悪くなってしまってむくんでしまうことがあります。特に下着の場合は一日中着用することが多いので、流れが滞り、むくみが起こりやすくなります。
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・長時間同じ姿勢でいる
立ち仕事が多い人、座りっぱなしで長時間仕事している人でむくみが気になる、という人は多いかもしれません。リモートワークで長時間同じ体勢でいることが増えた人は要注意です。 ずっと同じ姿勢でいると末端の腕や脚の筋肉の動きが少なくなっていきます。腕や足の筋肉も、心臓と同様にポンプ機能のはたらきを担っています。その結果、腕や足の血液の巡りが悪くなってしまってむくみにつながるのです。 この状態が続くとひどい場合には、特に足の方で起こりやすい「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」と呼ばれる血管が壊れ青筋ができてしまいます。他にも長距離バスや飛行機などで起こりやすい「エコノミークラス症候群」を仕事場や自宅で起こす可能性もあります。
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・過度な飲酒がある
お酒を飲みすぎた翌日など、顔がむくんだと感じる人も少なくないでしょう。実は、アルコールには体内の水分を減らす作用があるため、本来であればむくみは生じないと言われています。しかし、飲酒をしながらしょっぱいおつまみを食べたり、飲酒後に「シメのラーメン」のような塩分の多い食事をしがちではありませんか?
水分と塩分はお互いにつながりやすい性質を持っており、この塩分が水分を溜め込みやすくします。他にも飲酒をした後にすぐに寝てしまうことで、体内でホルモンが分泌され飲酒による水分を溜め込むことが考えられており、結果的にむくんでしまうことがあります。 -
・冷えの症状がある
暑い夏の日に薄着のまま強い冷房の効いた部屋で過ごすと、気温差によって体が冷えてしまいます。冬は寒さによって血流が悪くなるため冷えやすくなります。冷えもむくみと深い関係があります。夏の場合には、室内と外での温度差が体温調節に関連する発汗などの自律神経のはたらきを乱してしまいます。 その結果、水分の代謝が悪くなってしまってむくみが生じます。冬の場合には、体の冷えによる血行不良が起き、手足の末端に行くほど血液の循環が難しくなってしまいます。その結果、水分の流れも滞ってしまいむくみにつながると言われております。
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・女性特有の理由
女性は、男性と比べて筋肉量が少ないため、手足のポンプ機能が男性に比べて弱い状態となります。また女性ホルモンの変化に関係する生理前、妊娠などで女性ホルモンの1つ黄体ホルモンが増加することでむくみが生じやすくなります。
いかがでしたか? ここまでむくみについてお伝えしてきましたが、日常生活の中で思い当たる習慣がある人は見直してみるとよいかもしれません。
りらくるは皆様のお疲れを緩和する癒しやリラクゼーション提供のサービスとなっております。
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