2022年3月14日
カルチャー vol.19
「リラクゼーション」と「足のマッサージ」との違いとは?<足のマッサージ編>
- 足のマッサージとは?
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足のマッサージには血流を促進させて、老廃物を押し流す効果があります。
特にふくらはぎやひざの裏側には血管やリンパ節が集中しているため、足の筋肉の柔軟さが失われ、硬いと感じる場合は、ほぐすのが効果的です。
足の筋肉が硬くなると、筋ポンプ作用が弱くなります。
足がいつもむくみやすい方は、筋肉が硬くなっていることが原因かもしれません。
マッサージで刺激をすると血液やリンパの流れがよくなり、筋ポンプ作用も正常になり、むくみや冷えの改善が期待できます。
また足のマッサージは、太ももの付け根から太もも、ふくらはぎ、足首、足裏のマッサージまでご自身でも手軽にできるのがメリットです。
次に簡単にできるセルフケアを紹介します。

- おすすめの足のセルフケア
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足のセルフケアは、冷え性やむくみやすい方には特におすすめです。
冷え性の方には足先は体のなかで、もっとも冷えを感じることが多いのではないでしょうか。
足の冷えやむくみは病気ではありませんが、放っておくと疲れを感じやすくなるなどの原因にもなりかねません。
足のセルフケアは心臓から離れたところからはじめるのがポイントです。
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足裏のセルフケア
おすすめの足裏のセルフケアは大きく分けて、2つの方法があります。
ひとつは親指の腹を使ってつぼを押す方法で、もうひとつは道具を使ってつぼを刺激する方法です。どちらでもかまいません。
足の裏には、数十箇所もの反射区(つぼ)があり、体のどこかが不調になると足裏のつぼを押すと痛みを感じたりします。
とにかく多くのつぼがあるため、固まった足裏全体をほぐすイメージで、自分がイタ気持ちいいと感じる箇所を重点的に行いましょう。 -
足首のセルフケア
足首が硬くなると、歩くときにふくらはぎへの負担も大きくなるため、足首をマッサージして柔らかくしておきましょう。
椅子に座り、片方の足をもう片方のひざ上に乗せます。
手の指を足の指に挟みこみ、指の付け根までしっかり入れて握ります。
足の指をつかんだまま、足首をグルグルとゆっくり足首をほぐすイメージで回してください。
内回しと外回しを10回ずつ行います。 -
ふくらはぎのセルフケア
ふくらはぎの筋ポンプ作用が特に重要です。筋肉の柔軟性を高めておきましょう。
ふくらはぎのセルフケアは、かかとから血液を心臓の方に戻すイメージで行います。
足の裏側(アキレス腱)から押し上げるようにして、心地よい程度の力で筋肉をほぐします。
床に座れるようであれば、足を軽く伸ばした状態で行ってみてください。 -
太もものセルフケア
太もも(大腿四頭筋)は体のなかでも一番大きな筋肉で、範囲も広くなり少々大変になります。
まず床に座りひざを立てます。まずひざの裏側からもみほぐして、徐々に上に押し上げるように移動させます。
次に表側はひじを使って刺激をすると良いでしょう。
足を伸ばして座り、太ももにひじを立てて、なぞるように下から上に移動させます。
足を伸ばすのがつらい方はひざを軽く立てて行ってみてください。 -
太ももの付け根のセルフケア
太ももの付け根のセルフケアをやってみると、その気持ちよさに驚かれるかもしれません。
太ももの付け根はそけい部といって、血管や神経、筋肉などが位置する重要な部位です。
しかし、長時間椅子に座っていると、重要な部位であるそけい部を常に圧迫している状態にあります。
適度な力で刺激してみましょう。
セルフケアは床に座って行います。
足を伸ばしたら太ももの付け根に両手を置いて、そのままゆっくりと体重をかけて刺激します。
左右5回ずつ行います。

- 足のマッサージ。セルフケアで気をつけるべきこと
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いつも冷えている足がマッサージによって血流が良くなれば、リラックス効果やむくみの改善にも期待できます。
入浴後などのリラックスできるタイミングでセルフケアができるとより良い効果があるでしょう。
また、足は疲れがたまりやすい部位でもあるため、セルフケアを習慣化するのもおすすめです。
しかし、原因不明で足が痛い場合は、血管系の疾患などの問題が起きていることも考えられます。マッサージを控えて、医療機関の受診も検討しましょう。
以下に足のセルフケアの注意点を挙げます。

食後すぐはやらない
食後の場合は30分以上経ってからはじめてください。
食後は消化するために消化器官に血液が集まっています。そこでマッサージをしてしまうと消化器官への血液量が減り、消化活動が妨げられる恐れがあるためです。
消化器官の働きを助けるためにも、食後30分はマッサージを控えてください。
やり過ぎない
気持ちいいからと言って、力まかせに押したり長時間セルフケアをしたりすると、筋肉に負担がかかり、炎症を起こしてしまうこともあります。
くれぐれもやり過ぎないように、力を入れすぎないように、数分以内にとどめてください。
飲酒の前後はやらない
足のマッサージによって血流がよくなるため、飲酒時に通常よりも酔いがまわりやすくなります。
飲酒の前後のマッサージは避けましょう。
また、体調が優れないときも控えましょう。
- まとめ
足のセルフケアの効果や簡単にできる方法をお伝えしました。疲労をため込まないための予防にもなります。
ケアをしたいと思っても、疲れやストレスを感じているとそこまでのやる気が起こらないという方も多いかもしれません。まずはリラクゼーションでリラックスして体調を整えてみませんか?
りらくるは皆様のお疲れを緩和する、癒しやリラクゼーションを提供しています。
身心ともに癒されて、豊かな生活が送れるお手伝いをさせていただきたいと考えています。