2022年4月6日
カルチャー vol.22
「リラクゼーション」と「顔のマッサージ」との違いとは?<顔のマッサージ>
- 顔のマッサージとは?
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顔のマッサージは、血液循環を促すことが大きな目的です。マッサージすることで、血行不良による顔色の悪さやくすみ、むくみの予防や改善に効果が期待できます。
顔以外の腕や足であれば、筋肉を鍛えて血行促進を図るといったことも可能です。しかし、そもそも筋肉の体積が少ない表情筋の場合は、血行を促す方法も非常に少ないのです。
たとえば忙しかった一日の終わりに、あごや側頭筋のあたりに凝りや疲労を感じた経験はありませんか。
特に食いしばりなどの癖のある方はあごの関節まわりや、側頭筋が凝り固まります。
また、作業に集中していると無表情にもなりがちですが、表情筋も使わなければ次第に衰えていきます。
筋肉が凝りによって硬くなったり衰えたりしてくると、顔色にも影響を与えます。
顔の凝りで血行不良を起こさせないためにも、顔のマッサージでほぐして筋肉に弾力を取り戻し、血流も回復させる必要があります。血流の改善はむくみを取ることにも良い影響があります。

- 顔のマッサージで気をつけるべきこと
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顔のマッサージを効果的に行なえば、血行不良の改善から冴えない顔色も解消され、理想のフェイスラインを手に入れられるでしょう。
とはいえ、気をつけなければならないのが、間違ったケアです。問題を改善するどころか、余計な刺激を与えてしまい肌がダメージを受ける恐れがあります。
ここでは顔のマッサージをする際に、どんなことに気を付ければ良いのか、いくつかのポイントを紹介します。
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1.摩擦を起こさないように注意する
お顔にアプローチをしていく際には、肌をこすらないように気をつけてください。必要以上に強くこすると、肌に刺激を与えることにもなりかねません。
肌を過剰にさわることで摩擦が生じ、かえって肌トラブルを引き起こすことがわかっています。
摩擦は肝斑の発生やシミになってしまう可能性もありますので、摩擦を起こさないようにしてください。 -
2.クレンジングのついでにやらない
クレンジング(化粧落とし)の際に、顔のマッサージをすると摩擦も少ないため、一見良いことのように思いがちです。しかし、クレンジングをしつつ、マッサージをするというのは注意が必要です。
クレンジング剤には、メイクを溶かす成分が入っています。クレンジングにはベストな成分でも、マッサージには肌に負担をかけてしまいます。
ですからクレンジングはメイクを落とせる最短の時間で終わらせて、マッサージは別途行ってください。 -
3.圧のかけすぎや引っ張るのはNG
即効性を期待して、圧のかけ過ぎには注意してください。
また引っ張るように肌を伸ばすのも一見引き上げ効果や小顔効果があるように思えますが、逆に肌内部の線維を伸ばすことにつながり、結果的にたるみを招く可能性があります。

- 顔のおすすめセルフケア
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顔のセルフケアは代謝スピードが落ちてしまった肌にとっても、大変効果的なお手入れになります。
効果の高いケアをしっかり行なえば、血流の改善だけでなく肌が活性化して代謝もアップ。顔のむくみやたるみが解消され、理想のフェイスラインにも一歩近づきます。
そして、ご自身の手で行う顔のケアは、現在の肌の状態を把握しながらお手入れできるというメリットもあります。
また、顔のセルフケアだけでなく、頭皮のセルフケアも同時かつ、継続的に行ってみてください。特に前頭筋と側頭筋のセルフケアはおすすめです。

[すべて共通の手の使い方説明]
まず、凝りをもみほぐすために手の使い方を説明します。
①両手をグーの形にして、人さし指と中指の第2関節を立てます。これから説明するセルフケアはすべてこの指の形で行います。
②人さし指と中指の第2関節をもみほぐしたい場所に当てます。
③ゆっくり小さな円を描くようにクルクルと軽く回します。
ポイントはこすらず軽く圧を加えるようにすることです。凝りをほぐすことと、血液やリンパを流すことをイメージして行うと良いでしょう。
①前頭筋(おでこ)ほぐし
前頭筋は(おでこ)の筋肉にあたり、頭部と顔を引き上げている筋肉になります。
血行不良などで凝り固まると引き上げる力にも影響してきます。
前頭筋をもみほぐして血行促進や凝りの改善をしてみてください。
②目回りほぐし
目のクマが気になる方には特におすすめです。
目元はさらに皮膚が薄いのでソフトタッチを心がけてください。
眉頭から眉尻まで、眉毛の骨の上を指でなぞります。
こめかみにも軽く圧をかけてプッシュしてみてください。
③側頭筋ほぐし
側頭筋は顔の側面のこめかみと、耳の上部をむすぶ線から、後頭部の方向へ長方形につらなる筋肉です。顔の側面とあごの骨もつないでいる筋肉になります。
側頭筋が凝り固まると、たるみやむくみが生じやすくなると言われています。
少し広い範囲になりますが、側頭部に軽く圧をかけるようにもみほぐしてみてください。
④咬筋(こうきん)ほぐし
咬筋は噛む時に使う筋肉です。奥歯を食いしばったときに盛り上がるところでエラが張っていると言われる部位になります。
片側の歯で食べる習慣がありあごのバランスがくずれている方や歯を食いしばったり、寝ているときに歯ぎしりをしたりしている方は凝りやすいはずです。
また、側頭筋ともつながっています。もみほぐしてみてください。
- まとめ
この記事では特に顔の血流を改善する顔のマッサージや、気をつけるべきことをお伝えさせていただきました。
現代人は呼吸が浅くなりがちです。日々のストレスや小さな画面を見ながらの集中した作業は、呼吸を止めたり浅くなったりする時間が長くなります。
すると、筋肉が硬直して顔も凝り固まってきます。凝ってくると血流が悪くなるだけでなく、表情筋も動きにくくなるため、表情が乏しくなってしまうのです。
顔のセルフケアを行い、顔の凝りをほぐして明るくて元気な印象を手に入れてください。
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